2024年もスタートしました。今年も当サイトをよろしくお願いいたします。
さて毎年年初に公開しています 今年の「インベストメント・ポリシー」です。
「インベストメント・ポリシー」は、毎年年末に過去の投資と最新の資産状況を整理し、翌年の運用方針を決定するものです。
これによって、資産運用・投資においては、思わぬ事態に陥らないよう「想定外」を少なくすることにつながると考えています。
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◇ これまでの資産運用実績等はこちら
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2024年の「インベストメント・ポリシー」
基本的な考え方
僕の資産運用は「老後資金」の形成・確保、そしてリタイア前後の社会保険労務士としての開業が目的です。
このため、短期的な景気動向にかかわらず、「資産クラス」のバランスを重視し、「長期・分散・低コスト」で投資することを目標にしています。
ですが、2015年以降、個別日本株への投資がかさんでしまい、全体のバランスが大きく日本株クラスに偏ってしまいました。
昨年度、日本株が上昇したのを契機に、含み損を抱えていた個別株と利益の出ていた個別株を売却することで利益を相殺し、ようやく理想とするポートフォリオに近づけることができました。
なお、運用にあたっては、2018年からの「つみたてNISA」を中心とした「iDeCo」及び「つみたてNISA」を活用して運用しています。
2024年はいよいよ「シンNISA」とも呼ばれている新しいNISA制度が始まります。
つみたて投資枠で120万円/年、成長投資枠で240万円/年、合計最大360万円/年が5年間使えるようになり、これまでとは比べ物にならない良い環境となってきます。
これを如何にうまく使っていくかを考えて、「2024年のインベストメントポリシー」を組み立ててみたいと思います。
2024インベストメントポリシー
2024年のインベストメント・ポリシー
先進国株式と新興国株式の割合を拡充し、日本株のバランスを調整!
①「日本株」は保有目的をはっきりさせ、その割合を減少させる。特に個別株は原則投資見合わせる。
②「先進国株式」については、「全世界株式」「S&P500」をシンNISA口座で毎月投資(ドルコスト平均法)。
③「新興国株式」については、「インド株ETF」をシンNISA口座で投資。
③「国内債券」は現状維持し、金ETFの買い増しを継続。
=国内債券の投資信託は、手数料負けしてしまうため、株式以外の資産として「金」への投資を進める。
④「先進国債券」「新興国債券」は引き続き投資見合わせ。
2024年の投資の考え方ですが、従来からの「長期・分散・低コスト」投資を前提としながら、シンNISAの特徴であるつみたて投資枠120万円/年、成長投資枠240万円/年の効果を最大限生かすため、リスク許容度を少し高めていきたいと思います。
また、iDeCoは利用できる投資商品が限られているので、先進国株式+金に特化していきます。
ドルコスト平均法で機械的に積み立てる観点からは、僕自身はETFよりも「インデックス投信」が扱いやすくこれまでも投信を使った積み立てを行ってきました。
が、シンNISAが2014年にスタートすることを考えると、より早い時期により多くの資金をシンNISAに移行していくことが合理的と考えます。
そこで、必要に応じて特定口座で投資している商品(主に個別日本株)を必要に応じて処分し、僕と妻のシンNISA口座枠 360万円/年をしっかり使い切ることを中心にしていきます。
これに金ETFでのリバランスを加えることで、資産ポートフォリオを2024年末には次の状況までもっていきたいと考えています。
2024年の運用成績見込み
今年の年末時点での運用成績見込みを立てるというのも毎年やっています。
資産運用の過程では、景気が好調なときもあれば、その逆もあるからです。
その時の心構えとして「このくらいまでは上下する可能性があるんだ」と予め検討しておきます。
このポートフォリオの運用見込みは次のとおりです。(投資金額を100としたとき)
2024年末の 運用期待値 |
106.43% (+6.43%) |
通常増加 (※2) |
通常減少 (※2) |
118.77% (+18.77%) |
93.92% (▲6.08%) |
最大増加 (※3) |
最大減少 (※3) |
131.19% (+31.19%) |
81.50% (▲18.50%) |
※2 通常増加(減少)率:各資産で(リターン±リスク)で算出。理論上約68%のカバー率
※3 最大増加(減少)率:各資産で(リターン±リスク×2)で算出。理論上約95%のカバー率
※4 各資産クラス間の相関係数は考慮していない
2024年の運用見込みは、2023年の世界的な株式上昇に伴い、これまでのリターン期待値が上向きに修正されています。
このことによる短期的な影響を避けるため、「リターン±リスク」については、対象商品や指標の3~10年程度のボラティリティを加味しています。
また、2024年は物価や景気の状況に応じた中央銀行の動向によって、株価も大きく上下することが予想されます。
個人的には、大幅な株価下落があれば、全世界株式や先進国株式のETFを中心に仕込むことも考えていきたいです。
皆さんも資産運用をなさっていれば、ぜひ「インベストメント・ポリシー」を作成することをおススメします。
そして、できればご家族(特に配偶者の方)にも説明をして、年間の投資金額とそのリスクについて共有しておかれるほうが、後々ケンカの種にならないと思います。
なお、このポートフォリオの資産バランス(各資産クラスの割合)は、株式クラスに偏りが大きく、全ての人におススメできるものではありません。
皆さんのリスク許容度をよく考えてから、投資に取り組まれてください。
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