以前(2016.12.23)の投稿で、僕が本格的に投資を始めた2013~2015年までの投資額と資産状況を紹介しました。(2013~2015年の投稿はこちら)
今年も大納会を終え、2016年の資産の棚卸と総括をしてみましたので、ご紹介します。
○投資の全体像
まず、2013~2016年の「各年末の投資成績」についてです。
前回同様、投資額については伏せていますが、投資額の累計に対する資産総額は何とかプラスを維持しています。
特に年末のいわゆる「トランプ相場」で、円安と株高が同時進行したことで、2016年の投資成績ですが107.2%(前年比3.0ポイント増)とプラス幅を拡大させることができました。
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○2016年は「想定外」で「常識外」の年?
2016年の出来事を通してみると、年初から中国の人民元切り下げと原油安に始まり、「想定外」が続いた年でした。
1月:日銀のマイナス金利導入
4月:熊本地震の発生
5月:伊勢志摩サミットでの安倍首相の「世界経済のリスク」発言
オバマ大統領の広島訪問
6月:EUからのイギリス脱退問題(Brexit)
11月:アメリカ大統領選挙でのトランプ大統領勝利
12月:FRBによる1年ぶりの利上げ(QE終了後2度目)
安倍首相の真珠湾訪問
この他、日銀の「イールドカーブ・コントロール」「オーバーシュート型コミットメント」、FRBの「高圧経済(high-pressure economy)」、日米での大型財政出動の動きなど、なりふり構わない政策が続き、こちらは「常識外」といったところでしょうか。
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○2016年の投資結果
なお、前回の投稿で書き忘れていましたが、2016年も引き続きNISA枠での長期運用に取り組んでいます。
そして各資産クラス(先進国・新興国・日本における株式・債券)については、以下の「インベストメント・ポリシー」での運用を心がけました。
2016年のインベストメント・ポリシー
①「先進国株式」、「新興国株式」、「日本株式(TOPIX)」については
「インデックス型ETF」を指値で購入
②値動きが小さい「先進国債券」は、「インデックス型投信」を
毎月一定額を購入(ドルコスト平均法)
③「国内債券」と「新興国債券」については投資を見合わせ
・「国内債券」は、投資相当額を住宅ローン残高の繰上返済に充てるため
→関連投稿はこちら
・「新興国債券」は、為替や流動性の影響から値動きが大きく、安定性に欠けるため
④前年に増えすぎた個別日本株を適宜売却して、資産の偏りを是正
この結果、各資産クラスの割合は以下のとおりとなりました。
ちなみに2016年当初に予定していた目標割合との比較では次のとおりです。
ご覧のとおり、2015年からは日本株の割合を落としたものの、2016年末の目標と比べると
日本株が目標よりも大きくなりすぎ(+15%)
先進国株と新興国株が目標よりも小さくなりすぎ(各▲8%、▲5%)
と、こちらも「想定外」の結果となってしまっています。
本当はリバランスしなければならないのですが、個別株の処分がなかなか進んでいきません。
2017年のインベストメント・ポリシーについては後日ご紹介しますが、来年からの「個人型確定拠出年金(iDeCo)」の適用範囲拡大や再来年導入予定の「積立NISA」などをうまく取り入れながら、リスクコントロールとともに長期・分散・低コストの投資を心がけていきたいと考えています。
それでは、皆さん良いお年をお迎えください。
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