FP資格とは直接関係ない話です。興味ない方は読み飛ばしてください。
トランプ VS クリントンのアメリカ大統領選挙は、トランプ大統領の誕生で終わりました。
6月のEUからのイギリス脱退問題(Brexit)に続く、大きなサプライズでした。
「アメリカって本当に自由な国なんだなぁ」という感慨もありますが、ここはFP的視点で考えてみます。
2つのサプライズを生み出した背景として、社会における「格差の拡大」が一因と考えます。
「格差の拡大」→「相対的な貧困に対する不満」→「社会での鬱屈」→「平等な選挙での極端な選択」という連鎖が世界を覆っている気がしています。
こうした連鎖に立ち向かうには、誰もが平凡な幸せをかみしめられる「中間層の復権」こそがカギです。
終身雇用制には頼れなくなった現代では、中間層になるにも努力が必要で、それが金融や経済への基礎的な知識とその活用力を身につけることです。
この分野は(手前味噌ですが)、まさにFPの力を生かせるところだと思っています。
FPの魅力って、大きくとらえるとそんなところにあるんだろうと思っています。