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実践! 投資で資産運用・形成(2019年結果)

例年、東証大納会後にお届けしているこの企画。

2019年も12/30で無事に1年間の相場が終了しました。

2019年の資産の棚卸と総括をしてみましたので、ご紹介します。

投資の全体像

まず、2013~2019年の「各年末の投資成績」についてです。

各年の投資総額の累計と資産売却・配当額を考慮した全体の投資成績になります。

投資額については伏せていますが、投資額の累計に対する資産総額はプラスを維持しています。


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ご覧いただけるとお分かりのとおり、今年は株価が好調な年でした。

特に、年後半には米中貿易戦争が第一段階合意にこぎつけ、アメリカで過去最高値更新が続きました。

昨年の年末には クリスマスショックで株価が大きく下落したのと対照的です。

日本株も円が安めで安定していることなどを背景に 比較的堅調な一年でした。

色々ありましたが、2018年までの投資成績は113.5%(前年比9.7%増)となり、自分史上 過去2番目のプラス幅になりました。

2019年はどんな年だった?

改めて 2019年の国内外の出来事について、気になったものを列挙してみました。

今年もトランプ大統領にかき回される一年でしたが、特に年後半は経済の先行きに一定の光が差してきました。

主な出来事
1月・ブラジルでダムが決壊 死者100人以上
・熊本で震度6弱の地震
2月・日EU経済連携協定発効
・北海道で震度6弱の地震
3月・香港で逃亡犯条例改正案に抗議する大規模デモが開始
4月・ノートルダム大聖堂が火災で焼失
・スリランカ連続爆破テロ事件 日本人1人を含む200人以上が死亡
・平成に代わる次の元号「令和」に決定
→天皇の生前退位
5月・新天皇即位 元号「令和」スタート
→ゴールデンウイークに大型連休発生 
6月・トランプ大統領 初の北朝鮮入り
・大阪で第14回G20首脳会議
7月・ジョンソン英首相が就任
・参議院議員選挙
8月・フランスで第45回G7サミット主要国首脳会議
・日本による韓国ホワイト国除外決定
→韓国向けの輸出規制強化と両国関係悪化
・アメリカで逆イールド発生(10年物国債と2年物国債の長短金利逆転)
9月・台風第15号 千葉県を中心に大規模停電発生
・日本でラグビーワールドカップ2019
10月

・消費税10%へ 幼保無償化もスタート
・令和天皇 即位礼正殿の儀
・台風第19号 東海・関東・東北の広範囲で被害 死者86名
・首里城が火災により焼失
・吉野彰氏がリチウムイオン電池でノーベル化学賞受賞

11月・ 安倍総理 第1次政権時とあわせた総理在任期間が憲政史上最長に
・ フランシスコ・ローマ教皇が日本訪問 長崎市と広島市で核廃絶を訴え
・ 2020東京オリパラのメインスタジアムとなる新国立競技場が完成
・アメリカ パリ協定からの離脱を正式通告
12月・トランプ大統領 史上3人目となる弾劾訴追手続き開始
・米中貿易協議「第1段階」合意

2019年の投資結果

2019年は、NISAとiDeCoの投資枠を中心に長期運用に取り組むとともに日本株への偏り是正に取り組むことにしました。

そして各資産クラス(先進国・新興国・国内の株式・債券)については、以下の「インベストメント・ポリシー」を作成して、これに沿って運用していくことを目指したところです。

2019年のインベストメント・ポリシー

「iDeCo」と「つみたてNISA」を中心に、日本株クラスの偏りを修正!

①資産バランスが偏っている(=持ちすぎている)「日本株」は割合を減少させる。特に個別株へは原則投資見合わせ。

②「先進国株式」や「新興国株式」について、「インデックス投信」で毎月一定額を投資(ドルコスト平均法)
 資産に占める現金の割合を見ながら、先進国株式のETFを特定口座で購入し、資産のバランスを是正。

③「国内債券」は「変動10年国債」で継続。

④「先進国債券」「新興国債券」は引き続き投資見合わせ。

さて、年末を迎えて1年間を振り返った結果ですが…

個別にポリシーの順守状況を見てみます。

①「個別株」は投資見合わせ

個別株への投資は、いくつか新たに購入したり、価格が下がった保有株式のナンピン買いなどもやってしまいました。

一方、年末の株価上昇局面の中で、一部損切りも含めて株の売却も進め、トータルの日本株の投資割合は減少させることができました。

これまで毎年取り組んできましたが、一度も達成できなかった項目でしたので、今年一番の収穫です。

②「先進国株」や「新興国株」は「インデックス型投信・ETF」で

これは概ね堅持できました。

ただ、ETF(特に先進国株式)については管理コストが投資信託と変わらなくなってきており、分配金の再投資を考えるとどちらで投資すべきか微妙です。

③「国内債券」は「変動10年国債」で

国内債券は、アメリカ長短金利の逆イールド発生を機に、その割合を増やすことにしました。

このため、僕自身と妻のiDeCoの運用先を先進国株式から国内債券にすべて振替

一方、変動10年国債の投資分については、楽天銀行の普通預金の利率が0.10%(税引き前)と、変動10年国債の下限である0.05%の2倍あるため、当面は普通預金として持っておくことにしました。

④「先進国債券」「新興国債券」は投資見合わせ

これらは(何も投資しなかったという意味で)きっちり守ることができました。

2019年の投資総括

以上、①②④ →〇 ③ →△ということで、今回、2019年のインベストメント・ポリシーは及第点でした。


なお、2019年末での各資産クラスの割合は以下のとおりです。

予定よりも順調に日本株の偏重解消が進み、理想のポートフォリオに近づいてきました。


ちなみに年初に予定していた目標割合との比較では次のとおりです。

この傾向を進めるためにも、改めて2020年のインベストメント・ポリシーを考えてみたいと思います。

それでは、皆さん良いお年をお迎えください。

 

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