今年も東証大納会が終わりました。
恒例となります2017年の資産の棚卸と総括をしてみましたので、ご紹介します。
(ちなみに昨年末の状況はこちら)
投資の全体像
まず、2013~2017年の「各年末の投資成績」についてです。
各年の投資総額の累計と資産売却・配当額を考慮した全体の投資成績になります。
前回同様、投資額については伏せていますが、投資額の累計に対する資産総額はプラスを維持しています。
今年は年間を通じて株式が好調な年でした。
一方で、円安については一段落し、特に年後半は円高と株高が同時進行した印象があります。
また個人的には、来年から始まる「つみたてNISA」に向けて、これまでNISAで運用してきた投資信託・ETFを軒並み処分してしまいました。(結局この作業は不必要だったことが判明したのですが 😥 。)
色々ありましたが、2017年の投資成績は115.2%(前年比8.0%増)とプラス幅を拡大させることができました。
2017年はどんな年だった?
2017年の国内外の出来事について、気になったものを列挙してみました。
1年を通してみると、前年から引き続き トランプ大統領にかき回される印象の強い年でした。
1月:アメリカ トランプ大統領就任
2月:日米首脳会談
3月:米中首脳会談
5月:フランス マクロン大統領勝利
韓国 文在寅大統領就任
6月:アメリカ 地球温暖化対策のパリ協定離脱
7月:九州北部豪雨の発生
8月:北朝鮮が中距離弾道ミサイル発射 北海道上空を通過
9月:衆議院解散総選挙
ドイツ メルケル首相の勝利も連立交渉不調
10月:衆議院選挙 自公大勝、民進分裂
スペイン カタルーニャ州独立住民投票、独立宣言
中国 全国人民代表大会開催 習近平体制の強化へ
11月:トランプ大統領来日
北朝鮮が新型ICBM発射、一方 兵士の韓国への亡命も
12月:北朝鮮からの不審船着岸相次ぐ
アメリカ エルサレムをイスラエルの首都と公式に認定
2017年の投資結果
2017年は、前年から続いてのNISA枠とともに、新たに対象が拡大した個人型確定拠出年金(iDeCo)枠での長期運用に取り組むことにしました。
そして各資産クラス(先進国・新興国・国内の株式・債券)については、以下の「インベストメント・ポリシー」を作成して、これに沿って運用していくことを目指したところです。
2017年のインベストメント・ポリシー
「iDeCo」の枠を最大限に活用しながら「NISA」を併用。
- 資産バランスが偏っている(=持ちすぎている)「日本株」は原則投資見合わせ
- 「先進国株式」や「新興国株式」については、「インデックス型ETF」に指値で投資
ただし、iDeCoの取扱商品によっては「積立型投資信託」での投資も検討 - 値動きが小さい「先進国債券」は、「インデックス型投信」を毎月定額購入(ドルコスト平均法)
- 「国内債券」と「新興国債券」は投資見合わせを継続
さて、年末を迎えて1年間を振り返るのですが、結論から言うと、2017年のインベストメント・ポリシーは落第点でした。
個別にポリシーの順守状況を見てみます。
1.「日本株」は原則投資見合わせ
株主優待制度など気になる会社を中心に、保有株式で価格が下がったもののナンピン買いなど、結局トータルの日本株投資額は増加してしまいました。
今年一番の反省です。
2.「先進国株式」や「新興国株式」については、「インデックス型ETF」で投資
3.「先進国債券」は、「インデックス型投信」を毎月一定額を購入
この2つはおおむね守ることができました。
ただし、来年から「つみたてNISA」に切り替えるため、現行NISAのロールオーバー(5年目にNISA枠を使って10年間の投資期間を確保すること)切れが不安になり、結局、年後半にETFを処分してしまったのが反省材料です。
4.「国内債券」と「新興国債券」は投資見合わせ
これはちょっと嬉しい誤算です。
「国内債券」については、住宅ローン返済が終了するまでは投資しないことにしてました。
(以前の投稿 住宅ローン返済と資産運用を両立させる3つのコツ を参照)
しかし、繰上償還を続けた結果、予定よりも19年ほど早く返済が終了したのです!
(詳しくは、祝! 43歳で住宅ローン1,600万円を完済 を参照)
このため、「国内債券」について「変動10年国債」への投資を細々と開始することにしました。
この結果、各資産クラスの割合は以下のとおりとなりました。
ちなみに2017年当初に予定していた目標割合との比較では次のとおりです。
もうなんというか、ぐちゃぐちゃです。
自分の意思の薄弱さに涙が出そうです。 😥
しかし過ぎたことは仕方ない!
年末にしっかりと反省をして、2018年のインベストメント・ポリシーを考えてみたいと思います。
それでは、皆さん良いお年をお迎えください。
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