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【FP1級学科】どのテキスト・問題集を使えば良いですか?

ご相談やご質問いただいた中から、他の方にも知っておいていただきたいものをご紹介します。

今回は、「FP1級に向けて、どのテキスト・問題集を使えば良いですか?」というご質問です。

 

◇Aさんからのご質問◇
6か月後にFP1級学科を受検します。
FP関連の仕事をしている訳ではなく、独学で短期合格を目指しています。
そこで教材を探したところ、「●●出版 ●●テキスト」を検討しています。コスト削減や本の厚さが薄いことから選びました。改訂前ですが、まずはこちらでじっくり学習し、改訂された後に「□□出版 □□問題集」にて学習したいと思います。
この対策でいかがでしょうか。もし他に必要な対策がありましたら教えてください。 

 独学でFP1級を目指されるとのこと、とても素晴らしいと思います。
利用を検討されているテキストについては、Aさんが「長く読み続けられて、内容が頭に入ってくる」テキストであれば問題ないと思います。ページ数としては、若干少ない印象もありますので、問題を解いていく中で不明な点は、ネットで検索して補足するとより良いです。

 ただ、問題集については、「応用編」対策として、できれば他にも1~2冊取り組まれるほうが良いかと思います。

今回、ご相談のAさんは、過去問の演習中心で2級に合格され、これまでテキストの読み込みはあまりしなかったとのこと。
このため、どのテキスト・問題集を使ってどういう学習方法をとるべきか悩まれているようです。

FP1級学科に「最適の」学習方法はあるか?

Aさんのように、2級まで順調に合格して「いざ1級学科を目指そう」というとき、その学習方法については悩みますよね。

僕自身は、過去の投稿で紹介しているように、テキスト1冊+中古問題集2冊+最新版問題集2冊で、約3カ月間学習して、1級学科に合格できました。
しかし、そのテキストや問題集が最適だったのか、また、同じ対策で確実に合格できるかというと、実はあまり自信がありません。


(↑クリックで紹介ページ↑)

今回のAさんのご質問を通じて、なぜ再度合格できる自信が持てないのか、改めて考えてみました。
その結果、「出題範囲が広すぎて、合格に向けた学習方法が確立されていないから」という当たり前の結論に至りました。(個人的見解です。)

ちょうど僕が受検した2016年9月は「4.84%」と史上最低の合格率でした。
これは割と同じような出題傾向だった「応用編」で、過去問になかった問題が出されたためと思われます。

このように、FP1級学科は出題傾向が少しでも変わると、それにすべて対応するのが困難なほど、出題範囲が広いのです。

FP1級学科は「運次第」なのか?

それでは、FP1級学科に合格するのは「運次第」なのでしょうか?
結論から言うと、「運も必要だが、運だけでは合格できない」と思います。

Aさんに対しても、その後のメールのやりとりで、次のように回答しています。

 どうしても過去問が中心にはなるのですが、過去問対策だけで十分かというと何ともいえません。
 ただ確実に言えるのは、2級合格から更にレベルアップしなければ、1級学科には絶対に合格できないということです。
 そのためには少しでも多くの問題に当たることが大切です。

まず問題集を多く解いて自分の中に基礎を叩き込んでなければ、FP1級学科の合格はままなりません。
効率よく学習することは大切ですが、そのことと楽に合格することとは別の次元の問題です。

まさに「人事(=しっかりした学習)を尽くして、天命(=出題内容などの運)を待つ」ことになるんだろうと思います。

最適な学習スタイルとは

以上のようなやり取りがあって、僕がAさんに勧めた勉強方法は次のとおりです。

 そこでご提案ですが、Aさんが一番自分に合っていると思う勉強方法、例えば過去問対策をまずは1か月間やってみてはどうでしょう?
 もし、それがうまくいかないようなら、まだ5か月ありますので、いろいろな方のFP1級の勉強方法をご覧になって、その学習方法を真似てみても遅くないと思います。

FP1級学科の合格には、絶対の学習方法が確立されていない以上、どの学習方法を採用しても学習内容の網羅性や効率性から一長一短があります。
そうであるなら、まずは自分が一番納得できるやり方を試して、それがうまくいかないときにはほかの人の良い点から自分のやり方を修正していくことも一つの方法だと思います。

特にAさんの場合、仕事上FP資格の取得が必須ではなく期限も切られていないようですので、「まずは学習に着手すること」をおススメしてみました。

ほかにも同様の悩みを持たれている方は、
「まずはじめの一歩を踏み出す」
「学びは真似び。他人の良いところを取り入れる」

こんなところから着手してみてはいかがでしょうか?

本ブログが多少でも皆さんの役に立てば幸いです。

僕の合格体験記などのまとめ

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