早速使ってみた
着け心地や使用感
「骨伝導イヤホン」が初めてだったので、まずは着け心地などから。
まず着けてみての最初の感想は「意外と軽い」ということ。
耳に引っ掛ける見た目から、耳に負担がかかるかと思いましたが、意外とそうでもありません。
これは耳に引っ掛けたときに、電動部分とバッテリー部分とがちょうど天秤のようなバランスになることから、重さを感じにくいんだと思います。
一方で最初は「頭の締め付け感はやや強い」という印象です。
骨伝導のため、頭の骨に密着する必要があるからでしょうが、形状記憶合金が強く、キュッと締められる感じです。
実際、届いた直後はイヤホン部分がかなり強くクロスしています。
ただ、5分もしたらさほど気にならなくなり、そのまま2時間ほど連続で装着できました。
これは慣れの問題だろうと思います。
ボタンの操作感
基本的な操作は、「右スピーカー部のボタン(以下、右ボタン)」と「右ふくらみ部の電源ボタン(羽化、電源ボタン)」の2つで行います。
このうち、右ボタンの操作について。
これまでのBluetoothイヤホンの操作が、タッチ式で軽く触れるだけ反応していたので、その感覚で操作しても反応なし。
「ん?」と思いながら試行錯誤していたら、「カチッと」押し込まないと反応しないようです。
(マウスのクリックのような感じ)
ただ慣れると、触れた際の誤反応がないので、こちらの方が逆に良いかもしれないです。
電源ボタンは物理的なボタンなので、こちらは感覚的に使いやすかったです。
音楽&ポッドキャストを聴いてみた
続いて、音楽を流してみます。
骨伝導という言葉から、勝手に「遠くで音が鳴っている感じなのかな」と思っていましたが、実際はカナルタイプのイヤホンと遜色ない聞こえ方です。
これには本当にびっくり!イイ意味で期待を裏切られました。
ロックやポップスだと、高音と低温のメリハリもはっきりと感じられます。
次に、ポッドキャストで話し声だけで聞いてみます。
こちらも声がクリアに聞こえ、カナルタイプのイヤホンと遜色ありません。
また、肝心の耳をふさがないことによる外の音の聞こえ方です。
再生の音量にもよると思いますが、目の前で人が話していたり、テレビの音程度であれば、イヤホンからの音で聞き逃すことはなさそうです。
ただ、かなり離れている音や不意の声掛けだと、意識していないと聞き逃してしまうことがあるかもしれません。
(家の中の1階と2階で声をかけられたときは、1度目を聞き逃してしまいました)
あと、オープンなイヤホンによる音漏れについて。
こちらも通常装着している分には音漏れが気になることは無いと思います。
ただし、再生したままでイヤホンを外したり、満員電車のように距離が近いと、もしかしたら多少気になるかもしれません。
なお、商品箱やHPには「ノイズキャンセリング」が書いてありますが、正直あまりよくわかりませんでした。
もしかしたら、遠くからの音を聞き取りにくいのは、ノイズキャンセリング機能の影響なのかもしれませんが。
電話機能を使ってみた
もう一つの特徴である「電話機能」。
まずは「着信」からです。
着信があると、イヤホン自体がバイブしている感じで教えてくれます。
この感覚は独特で、まさに「骨に伝導している」ようです。
人によって好みがわかれるかもしれません。
「通話」に関して、相手の声はポッドキャスト同様、カナルタイプのイヤホンと遜色ありません。
こちらからの声も今使っているカナルタイプのイヤホンと同様の聞こえ方でした。
ただ、Bluetoothの特性ですが、少しタイムラグは生じるようです。
なお、楽天モバイルを使っている方は少し注意。
現時点(2022.9)で楽天モバイルの通話アプリ RakutenLink を使って、かかってきた電話に出るため、右ボタンを1回クリックしても反応しません。
電話を切る場合も同様です。
ただ別のカナルタイプのイヤホンでも、同じ現象が出ているので、 RakutenLink の仕様なのだろうと思います。
なお、標準の通話アプリであれば、右ボタンクリックで電話に出たり切ったりできますし、 RakutenLink もスマホ側から操作すれば電話で話すことはできます。
まとめ
今回、骨伝導イヤホン「Y11」を紹介してきました。
少し辛口の評価も正直に書きましたが、総じて良い印象です。
何より耳をふさがないので、ジョギングや交通量が多いところなどで外の音が聞こえるのは大きなメリットだと思います。
これからのスポーツシーズンやアウトドアでは活躍の場面が多いのではないでしょうか。
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